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好きと得意は別の話というか別の次元。

【#037|カレンダーとカレンダー】

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 大変個人的な話で申し訳ないが、我が家のトイレにはポスター型の1枚カレンダーが貼られている。

 便座に座った状態を基準にした場合、左側の壁に家電量販店のコジマが毎年11月頃に無料配布する日本地図が描かれたカレンダーを6年前から愛用しているのだが、奇妙な話はここからで、その向かい側である右側の壁にもこれと同じカレンダーが最近まで貼られていたのだ。

 一見同じように見えるカレンダーだが、明らかな違いがふたつあり、ひとつは発行された年号が違うところ、もうひとつは古い方には各主要都市の地下鉄図が記載されているところだ。

 この古い方にある地下鉄図には現役の頃から愛用しており、前もって予定していた日付の確認と最寄り駅から目的地までの経路確認を一緒に出来たのだ。

 それが翌年の2013年カレンダーが発行された際、その年から路線図の記載が省略されていたので当初の確認作業に支障をきたすようになった。そこで対策案で行われたのが、この向かい合わせのカレンダーである。

 最初の数ヶ月間はまだ良かった。だけど半年も過ぎたら意識の不注意で古い年の日付でチェックしてしまい、何度か大変な目になりかけた。なのに惰性が祟ったせいで、そのまま3年もの月日が経ってしまった。

 2015年年末のカレンダー交換時期に一大発起して、東京都内を中心としたJR・私鉄・地下鉄の路線図が描かれた専門的なポスター型カレンダーを別に用意した。2016年製の最新カレンダーである。このおかげで予定確認の誤差は免れた。

 それから2年の月日が経ち、また似たような問題が発生している。右側のカレンダーを未だに交換していないのだ。ちなみに日付はポスターの下部に集中して書かれているので路線図を見るだけでは大きい支障はない。

「路線図の確認だけなら、別に良いでしょ?」

 そう思われるかもしれないし、一昨日までの自分もそう思っていたのだが、昨日になってあることに気がついた。

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 先週6日に閉鎖となった築地市場豊洲へ移転する際、もし築地市場の最寄り駅であった『築地市場駅』の名前が変わるとしたら、この路線図の利便性は一気になくなると気がついたのだ(『都立大学駅』や『学芸大学駅』みたいに駅名だけ残る場合もあるけど)。

 2020年の東京オリンピックに向けて、東京は大幅な都市再開発される。その一環として、JR山手線にある品川駅と田町駅の間に新しい駅が設置される予定だが、右側のカレンダーを作る2015年時点では仮駅の存在すら記載されていなかった。

 これから新しく変わる東京に向けて、そろそろ我が家のトイレのカレンダーも新しく変えるべきではないかと、便座に座りながら思った次第である。

 ドンドンッ!!

 ドンドンッ!!

 正面側にあるドアから強いノックが聞こえてきた。

「お前いつまでトイレ入っとんじゃ!!!」

 互いのカレンダーに挟まれ見守られながら、大急ぎで私という物体を強制退去させた。

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【本日の参考文献】

塔文社
楽天ブックス
 
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【あとがき】

 ほかの更新されてない情報にリビングにある東京都の地図帳が思いつくんですが、久々に開いてみたら山手線新駅どころか和光市駅から渋谷駅までを繋ぐ『副都心線』でさえ記載されませんでした。

 ほかのページを開いても、その地図帳内では国立競技場(国立霞ヶ丘陸上競技場)は未だに現役だと言う。また東京スカイツリーなる巨大建造物は存在しないし、仮にあった場合の最寄り駅は『業平橋駅』だと主張する。高速道路料金や羽田空港などの駐車料金は消費税5%換算で表記されている。

「こんなのいつ発行されたんだよ!!」と呆れて発行年を見たら2006年でした。今から12年前の情報が現役な風貌でリビングに立っています。

 もちろん家族全員スマホのグーグルマップとか使っているので、長らく誰も開いていなかったのですが、つい最近の豪雨の日、父(69歳)が仕事の関係でレンタカーの軽トラ運転(運転自体は約10年ぶり)する際に、この地図帳を持っていってしまいました。

 ただでさえブランク長い高齢の運転で、豪雨で足場悪いなか古地図持って走るだなんて超無謀すぎる!

 リビングの地図帳は父が帰った翌日に捨てて、自分が我が家のドライバーになるべく運転教習所のパンフレットを取り寄せました。

 さすがにこのままでは危険だ…!!!