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好きと得意は別の話というか別の次元。

【#052|美食家なのか子役なのか】

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 昨日に続き、グルメ番組ネタである。

 
 深夜に惰性で見ていたバラエティ番組で、芸能タレントが事前に考えたお手軽レシピ料理を街頭インタビューの人たちに食べてもらい、何番の料理が一番美味しかったのか競う企画をやっていた。
 
 まずは各々のタレントが自慢の料理をスタジオで紹介して、そして画面は街頭の検証VTRに変わった。
 
 インタビューで主婦やサラリーマンや学生など様々な人たちが料理を食べて様々な感想を述べる中、小学1年ぐらいの女の子の感想が気になった。
 
 食レポが異常に上手すぎる。
 
 食べる前の第一印象そして期待感、口に入れたときの味の描写、しまいには視聴者に伝わりやすいよう比喩表現まで出してきた。一通り食べ終えて、この料理が良かった部分と悪かった部分を簡潔に上げて、これまでの点を踏まえた対策法をサラサラ説明した。
 
 まるで重鎮の料理研究家が書いた台本をプロ声優が口の動きに合わせてアテレコでもしたような完成度だった…。
 
 食レポの達人:井之頭五郎(『孤独のグルメ』)でもここまで技巧を凝らした感想を出してこない。
 
 この子は何者なのか…。
 
 美食家なのか子役なのか。
 
 普通に考えたら子役の可能性が高い。通称サクラの仕込み役である。絶対台本があったんだろう。あらかじめ用意されていたんだろう。そうでないと納得ができない。それとも今時の小学1年生はこういうものなのか…(たぶん違う)。
 
 当時の自分なんてトンカツは脂部分しか食べないほど歪んでいた。いい年した今でも感想述べろと言われたらまともに言えない…。
 
 たぶん私は加齢以外であの子に勝つことは難しい。
 
 そんな子でも(美食家だった場合)将来は普通の人として暮らすのだろうか。
 
 ぜひ2代目の岸朝子先生になってほしい。
 
 そういえば誰の料理が勝ったのだ?
 
 色々と考えている間に番組が終わってしまっていた。

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【本日の参考文献】

新潮社
1981-10-27
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【あとがき】
 
 料理でも何でも批評される際、評論家より専門家の方が説得力あると感じてしまいます。
 
 ここでいう評論家と専門家とは、
 
◆評論家……その現場を査定する人
◆専門家……その現場で活躍する人
 
 たとえば料理の場合、評論家とはライター・専門家とはシェフみたいな分け方です。
 
 理工学の場合なら、評論家とは理論値の理学系・専門家とは実測値の工学系が近い表現かもしれません。
 
 同じ批評を貰うなら、現場肌の同業者に貰った方が現場を知らない理想論がなくて納得しやすい気がします。
 
 自分があまり映画や書籍などのレビューを書かないのには、そういう理由が少しあります。
 
 何を書いても現場を知らない理想論のトンチンカン発言ばかり目立ってしまって、そのレビューには信用性が一切ないと筆者自身が思ってしまいます。
 
◆結局何が言いたいんだ
◆制作者の意図はそこではない
◆その推測はミスリード招くからやめろ
 
 レビューなんて十人十色で、正解のない世界のはずなんですが、ちょっとでも自分と意見が違うと弾圧なクレームがきてしまいます。
 
 クレームは来なくても、SNSで何年も掛けて映画3000本以上レビュー書いてきてもフォロワー・アクセス数・コメント・いいねが0本だったら、わざわざ費用・時間・精神を削ってまで批評してきた自分の活動に何の意味があったのか分からなくなります。それだったら何も書かない方が精神面がエコロジーになって健康的です。
 
 嘘です。逃げました。何も行動しなかった者は完全なる敗者です。私の敵は私です、中島みゆきがそう歌ってました。アクション起こさなかった者に食わす飯は無ぇ!!
 
 でも本当に批評の書き方が分かりません。読書感想文すらあまり書いてこなかったし、数少なく書いた感想文は何の評価も返ってこずに学校を卒業しました。あれが正しかったのか間違っていたのか何を書いたのか情報皆無です。
 
 ただ提出すれば良かったのなら「○○よみました。おもしろかったです」と書いた方が断然エコロジーです。紙が少なく簡潔な上にひらがなにすることで漢字より原稿1枚に対する使用量が増えて有効的です。なんて環境に優しいのでしょう。
 
 はい。3割ヤケ4割イヤミで書いてます。
 
 ダメならどこがダメなのか正当な評価をください。黙ってる方も闘わなかった者の仲間です。そういうことで最後は私の敵は私と歌った中島みゆきのヒットナンバーで今回の記事を締めようと思います。また明日お会いしましょー!
 
“ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう”――『ファイト!』中島みゆき